異型リンパ球 原因 病気

異型リンパ球が出現する原因となる病気とは

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リンパ球は白血球の一種であり、免疫機能を担当する血液細胞です。
白血球のうち約35%ほどを占め、生体に浸入する病原体を排除する働きをします。
正常リンパ球に対し、形態が異常なリンパ球が見られる時、腫瘍性のものを異常リンパ球といいます。
それに対し、反応性のものを異型リンパ球といい、その原因となる病気のうち、代表的なものとして挙げられるのが、EBウィルス感染による「伝染性単核球症」です。
EBウィルスは、ほとんどの人が思春期までに無症状のままいつのまにか抗体を獲得しますが、そうでない人が急性感染することで伝染性単核症として発症します。
その場合の症状として、発熱・頸部リンパ節腫脹・喉の炎症・肝機能障害などがあり、発症後急性期に末梢血中に異型リンパ球が出現します。
伝染性単核球症は通称「キス病」とも言われており、感染の原因は経口感染です。

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伝染性単核球症に感染すると、10%を超える異型リンパ球が出現するため、発熱や喉の痛みなどで病院を受診して風邪と思われがちな症状でも、末梢血を検査することで伝染性単核球症と診断される重要な指標になります。
その他、異型リンパ球が出現する原因として、サイトメガロウィルス感染、ヘルペスウィルス感染、ウィルス性肺炎なども挙げられます。
また、心臓手術後や輸血により出現することもあります。
小児の場合は健常児であっても出現することがあります。
これは、リンパ管が未熟で、刺激に対して反応するためです。
いずれにしても、末梢血に異型リンパ球が見られたら、まずはウィルス感染を疑い、ウィルス同定の検査を行うことが大切です。
また、異常リンパ球の鑑別も非常に重要です。
というのは、原因が腫瘍性と反応性という違いがあるからです。

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